怪行動の貴乃花親方と“援護”の元旭鷲山を結ぶ黒幕の正体

公開日: 更新日:

 横綱日馬富士(33)による貴ノ岩(27)暴行事件。

 貴ノ岩の師匠である貴乃花親方(45)は、協会から文書や口頭で弟子の事情聴取に応じるよう要請されながら再三、拒否している。当初は鳥取県警の捜査を優先すべきと話していたものの、県警が貴ノ岩の聴取に支障はないと言っていることが分かると、今度は貴ノ岩の体調が悪いと言い出した。

 ある親方によれば「協会員なのだから調査に応じるべきと水を向けられても、協会員であると同時に師匠、自分には弟子を守る義務があると聴取を突っぱねている」そうだ。その師匠も弟子も協会員なのだから、屁理屈をこね回して、協会の調査から逃げまくっているとしか思えない。

 そんな貴乃花親方に対して先週、テレビのワイドショーに出まくり「援護射撃」を繰り返したのが元旭鷲山のダバー・バトバヤル氏(44)。「灰皿やリモコンで40~50回殴られた」「耳も頭も痛くなった」などと、貴ノ岩から聞いた話を代弁する形で公表した。

 相撲協会の危機管理委員会による調査で、診断書を作成した医師が相撲を取るのに支障はないと判断したことが明らかになった。リモコンや灰皿などで「50発」も殴られたとすれば、相撲を取るどころか、無事でいられるはずはない。元旭鷲山は貴ノ岩のケガを必要以上に喧伝したことになる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも