怪行動の貴乃花親方と“援護”の元旭鷲山を結ぶ黒幕の正体

公開日: 更新日:

「裏金顧問は前回の理事長選で、貴乃花親方を理事長にしようともくろんで暗躍。代理店関係者から裏金を受け取ったばかりか、ウソまでついてある会社の債券を70億円分も購入しようとしていたことなどが露見して協会を追われた。その後、地位保全の裁判を起こして現在も係争中だけに、八角理事長に対しては恨み骨髄です。とにかく現執行部を吹き飛ばして協会内の勢力図を変えたいという思いは、貴乃花親方と一致しています。貴乃花親方は裏金顧問が協会をクビになったときも、目の色を変えて執行部に猛抗議したといいますからね。その裏金顧問はモンゴルに太いパイプを持っていて、かつてはモンゴル巡業の勧進元を務めたほど。特に元旭鷲山とは親しい関係を築いていたと聞いています。元旭鷲山がわざわざ来日してペラペラとしゃべったのは、裏金顧問の意を酌んだ可能性もある」

 要するに貴乃花親方は裏金顧問と利害関係が一致する同志。一部で改革派の旗手で大義があるなどといわれるが今後、どんなキレイ事を並べ立てたところで結局、裏金顧問と同じ穴のムジナではないか。

 ある親方にいわせると「10月に川崎大師で故北の湖理事長の銅像の除幕式と三回忌の法要があり、その後の食事会で貴乃花親方は同じ派閥の山響親方、裏金顧問と3人でゴソゴソやっていた」そうだ。いまも続く裏金顧問との関係からみても、結局、最終目的は改革より理事長のイス、要するに私利私欲じゃないかという気もするのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」