異なる診断書の裏側 貴ノ岩は“2度暴行を受けていた”疑惑

公開日: 更新日:

 横綱日馬富士(33)による貴ノ岩(27)暴行事件。相撲協会の周辺ではいま、ある疑惑が浮上している。

 すなわち、貴ノ岩は実は2度、暴行を受けていたのではないか――というのだ。

 根拠は貴ノ岩及び、師匠の貴乃花親方(45)から提出された2通の診断書にある。

 1通目は日馬富士の暴行から4日後の10月29日、鳥取県警に被害届とともに提出されたもの。そこには「骨折もしていないし全治1週間程度」といった内容が記されていたらしい。

 ところが、その後、相撲協会に提出された2通目の診断書には「脳震とう、左前頭部裂傷、右外耳道炎、右中頭蓋底骨折、髄液漏の疑い」と書かれていた。

 のちに相撲協会の危機管理委員会がこの診断書を作成した医師に診断根拠を確認。骨折と髄液漏れはあくまでも疑いであること、相撲を取ることに支障がないこと、病院側が重傷であるかのように報道され驚いていることなどが明らかに。2通目の診断書からは暴行を少しでも大げさにしようという作為を感じざるを得ないが、

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝