ヤンキース再生へ 新監督はデータ活用とコミュ能力が武器

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「このチームを次のステップに導きたい。目指すのはワールドシリーズ制覇だ」――。

 ヤンキースのアーロン・ブーン新監督(44)が6日(日本時間7日)の就任会見で、9年ぶりの世界一を目標に掲げた。

 田中将大(29)の新しいボスは現役時代、レッズやヤンキースなど計6球団でプレー。09年の引退後はスポーツ専門局「ESPN」で解説者を務めてきた。指導者経験がないまま、いきなり名門球団を率いる大役を任されたが「解説者の経験の中で、どんどん監督目線で野球を見るようになった」と自信を見せた。

 メジャーではここ数年、データを活用した采配が重視され、コーチ経験がなくても監督に抜擢されるケースは増えている。ブーン監督も解説者時代、自らの経験に加えて、データを用いた分かりやすい語り口に定評があった。

 キャッシュマンGMが面談した6人の候補者の中から最終的にブーン監督を選んだのは、データを活用する能力に加えて、ジラルディ前監督に欠落していたものを求めたともっぱらだ。

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