元横綱親方2人に聞いた 休場の稀勢の里「再起」へのヒント

公開日: 更新日:

「体も心も作り直さないといけない」

 大相撲1月場所6日目の19日、左大胸筋損傷の疑い、左前胸部打撲で休場した稀勢の里(31)について、師匠の田子ノ浦親方はこう言った。これで5場所連続休場。状態が深刻なのは間違いないが、横綱の「体と心」はどうやって作り直せばいいのか。22日、理事長懇話会に出席した八角親方(54=元横綱北勝海)と芝田山親方(55=元横綱大乃国)に聞いた。

■「リハビリは稽古よりつらかった」

 八角親方は横綱昇進2年目の88年、5月場所14日目の取組前に腰痛を悪化させ、翌日の千秋楽は自身初の不戦敗・休場。その後も腰痛は回復せず、7月場所から3場所連続の休場を余儀なくされた。

「横断歩道で青信号になっても、10メートル歩けなかった。1カ月間はほぼ寝たきり。その間に筋肉も衰えた。当時、九州の鍼の先生の世話になっていたので、行けば治るだろうと思ったのですが、車と飛行機を乗り継いで九州まで行く自信がなかったのです。病院でマッサージと痛みを和らげる治療を続けました。けど、良くならない。足腰は重たいし、四股を踏むどころか歩けないのですから」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった