出ては休んで…横綱の“覚悟”に欠けた稀勢の里は再起絶望

公開日: 更新日:

「体に張りがなく、土俵入りのときも胸がぶらぶらと揺れている。そりゃ、お相撲さんだから普通の男性より胸はありますが……あれではまるでおっぱい。不摂生をさらけ出している」

 相撲評論家の中澤潔氏もため息をつく。

 左胸の古傷を理由に、6日目から休場となった横綱稀勢の里(31)。5日目は嘉風に敗れ、1勝5敗という不甲斐ない成績で今場所を終えた。横綱の5場所連続休場は2002~03年に6場所を休んだ武蔵丸(現武蔵川親方)以来、14年ぶりだ。

 稀勢の里はちょうど昨年の1月場所で優勝し、横綱昇進を決めた。しかし、3月場所で左胸、左上腕を負傷すると、満足に相撲を取れず、休場が続いていた。師匠の田子ノ浦親方は「体も心も作り直さないといけない」と話しているが、冒頭の中澤氏は「難しいでしょう」と、手厳しい。

「稽古を必死にやっていないのは、体を見ればわかること。にもかかわらず、本場所に出てきたのがそもそもの間違いです。これで15日間取りきれると思ったもくろみも甘い。精神的に幼い、過去最低の甘ちゃん横綱ですよ」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…