元横綱親方2人に聞いた 休場の稀勢の里「再起」へのヒント

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稀勢の里もそうだと思いますけど、いい人も悪い人も、だれが自分の味方でだれが敵かも、分からない。そのうち、みんな自分の敵みたいに思えてくる。親兄弟、親戚のおじさん、おばさん、みな心配してるんじゃないかと思ったときに、トイレでしゃがみながら考えたんです。もう、いい。きょう負けてもいいじゃないかと。とにかく、きょう、すべてを出そうとね。あしたとか、先のことは、きょうが終わったら考えようと。そういう気持ちになってから勝ちだしたんです」

 その後は負けなし。優勝決定戦でも八角親方を下して、5場所ぶり2度目の幕内優勝を遂げた。

「苦しんでいるときには、いろいろな人たちがいろいろなことを言いに来ます。治療する人、健康食品会社の人、宗教の人とか。宗教の勧誘に来た人に、横綱はだれを信じるかと聞かれたので、自分は信者で教祖だから、信じるものは自分自身しかいないと言った。みな、自分で考え、きっかけ、糸口をつかんで、それを乗り越えていっていると思う。力があるから横綱になったわけで、そこは自分で克服していかなければなりません」

 そして稀勢の里にこんなエールを送る。

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