欲しいのは皇帝の座 羽生結弦が見据えるプルシェンコ超え

公開日: 更新日:

「五輪の各大会で演技の印象が異なり、それぞれに魅力がある。これはフィギュア独特のもので、自分のモチベーションになる」

 皇帝を目標としながらも、羽生は依然として欧米中心のフィギュア界の現状に疑問を抱いてもいた。平昌のフリーの曲に映画「陰陽師」の「SEIMEI」を使用したのも「(欧州発祥のフィギュアで)自分の国の音楽だったり独特な文化を持つ曲であったり、そういったものが増えていくきっかけになれば」という狙いからだ。

 平昌後は痛めた右足首の治療を優先するため、次の北京五輪出場は明言していない。それでも、4回転アクセルの成功とともに、プルシェンコに並ぶ4大会連続出場もモチベーションのひとつであることは確か。

 フィギュア界の「王子」に位置付けられる羽生が「皇帝」の座を虎視眈々と狙っている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々