欲しいのは皇帝の座 羽生結弦が見据えるプルシェンコ超え

公開日: 更新日:

「五輪の各大会で演技の印象が異なり、それぞれに魅力がある。これはフィギュア独特のもので、自分のモチベーションになる」

 皇帝を目標としながらも、羽生は依然として欧米中心のフィギュア界の現状に疑問を抱いてもいた。平昌のフリーの曲に映画「陰陽師」の「SEIMEI」を使用したのも「(欧州発祥のフィギュアで)自分の国の音楽だったり独特な文化を持つ曲であったり、そういったものが増えていくきっかけになれば」という狙いからだ。

 平昌後は痛めた右足首の治療を優先するため、次の北京五輪出場は明言していない。それでも、4回転アクセルの成功とともに、プルシェンコに並ぶ4大会連続出場もモチベーションのひとつであることは確か。

 フィギュア界の「王子」に位置付けられる羽生が「皇帝」の座を虎視眈々と狙っている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  2. 2

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  3. 3

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  2. 7

    高市首相のいらん答弁で中国の怒りエスカレート…トンデモ政権が農水産業生産者と庶民を“見殺し”に

  3. 8

    ナイツ塙が創価学会YouTube登場で話題…氷川きよしや鈴木奈々、加藤綾菜も信仰オープンの背景

  4. 9

    高市首相の台湾有事めぐる国会答弁引き出した立憲議員を“悪玉”にする陰謀論のトンチンカン

  5. 10

    今田美桜「3億円トラブル」報道と11.24スペシャルイベント延期の“点と線”…体調不良説が再燃するウラ