ヤオは正会員へ 女子プロ協会の改革が外国人Vを好アシスト

公開日: 更新日:

 女子ツアーは昨季から、単年登録選手が優勝すると、本人の希望によりプロテストを受けずに会員資格を与えている。昨季はイ・ボミ、イ・ミニョン、キム・ハヌル、森田遥の4人が単年登録から正会員になり、今季はヤオが初めて。

「協会は2019年度からプロテストとQT改革に乗り出しており、来年から単年登録選手はQTを受けられなくなる。結果として単年登録選手の危機感をあおることになり、プロ魂に火をつけてしまった。単年登録選手にはプロテストを受けずにQTから出場資格を得た外国人プロが多く、賞金を稼ぐために日本にやってきている。ツアーに勝てば正会員への道があり、チャンスがあれば集中力はおのずと高まる。ヤオのプレーはまさに、パットは入れる、アプローチは寄せることに徹していた。プロテストに合格している日本人選手と違って、身分不確かな単年登録プロは残された期間が短くて死に物狂いですから、これからも勢いを見せるはずです」(評論家の宮崎紘一氏)

 ちなみに賞金ランク5位ユン・チェヨン、同17位ジョン・ジェウン、同20位ペ・ヒギョン、同37位三浦桃香、同39位カリス・デイビッドソンが単年登録だ。どうやら外国人プロを勢いづかせるプロテスト、QT改革になりそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    全英V山下美夢有の「凱旋フィーバー」は望み薄…6年前の渋野日向子と決定的な違いとは?

  2. 2

    東洋大姫路(兵庫)岡田監督「大学からは『3年で』と言われたけど、ナンボ何でも無理ですと」

  3. 3

    中山美穂「香典トラブル」で図らずも露呈した「妹・忍」をめぐる“芸能界のドンの圧力”

  4. 4

    炎天の弔辞で高橋克典が読み上げた「芸能界のドン」秘話…ケイダッシュ川村会長告別式

  5. 5

    叡明(埼玉)中村監督「あくまで地元に特化したい。全国から選手を集めることは全く考えていません」

  1. 6

    中居正広氏に新事実報道!全否定した“性暴力”の中身…代理人弁護士は「出どころ不明」と一蹴

  2. 7

    突然告げられた強制米留学、現地では毎日ドミニカ人全員に飯を奢り続け、球団の領収書を切った

  3. 8

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  4. 9

    嫌というほど味わった練習地獄と主力との待遇格差…俺の初キャンプは毎日がサバイバルだった

  5. 10

    ドジャース「投手」大谷翔平がMLB最大落差の“魔球”を温存する狙い…リハビリでは「実戦でもっと試したい」と