5安打3失点で逆転許す…巨人上原は開幕10試合でヘロヘロ

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 これまで4試合で無安打無失点だった巨人上原浩治(43)が初めて打たれた。

 10日のDeNA戦。1点リードの八回から2番手で登板すると、先頭の大和に左前打。筒香は抑えたものの、ロペスに中前打。宮崎にも中前に運ばれ、同点に追い付かれた。

 さらに乙坂も中前打で1死満塁のピンチを招き、嶺井には左越えの2点二塁打を浴びて4連打3失点のKO劇。上原は初黒星を喫した。

 巨人で投手コーチを務めた評論家の高橋善正氏がこう言う。

「10試合で5試合目というのは登板過多。これまでの4試合は安打を許さずに完璧だっただけに忘れがちだが、もう43歳。生命線のスプリットは全体的に高く、鋭さもなかった。低めのスプリットは見極められ、いつもなら空振りが取れる130キロ台後半の直球も難なくはじき返された。上原本来のキレがなかったのは、疲れが原因ではないか。首脳陣は完全無欠だと思っていたかもしれないが、ほぼ準備期間もなく、緊急入団したベテラン。いつまでもスタミナが続くとは思えません。勝ち試合の救援陣は現状4人。先発ローテーションのように、休ませながら起用していかないと、こうなります」

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