ヤクルトから続々指摘 巨人菅野“スライダー制球難”の遠因

公開日: 更新日:

 またも打たれた。

 巨人菅野智之(28)が6日のヤクルト戦で6回7安打5失点と炎上。2敗目を喫した。阪神との開幕戦でも自己最悪の12安打を浴びるなど7回5失点と崩れた菅野は、まさかの2試合連続KO劇に、「調子がめちゃくちゃ悪いわけではない」としつつも、「なかなか体が連動してくれない」と吐露。高橋監督も「こういうふうになるとは考えてなかった。それなりに投げてくれると思っていたので」と渋面だった。

 菅野は昨季のヤクルト戦は5戦5勝。今季はチームが生まれ変わったとはいえ、お得意さま相手でもここまで打ち込まれるのだから、なおさら不安が募る。ヤクルトはそんな巨人の絶対的エースをどう見たのか。

 菅野から五回に本塁打を放つなど、2安打2打点の山田哲は「ミーティングでも積極的にいこうという話をしていた。初球からガンガンいきました」とした上で、「球速は出ていたのでそこまで遅い感じはしなかったけど、(本塁打した)スライダーの制球が昨年よりあまり良くないと感じた」と言う。

 小川監督は「スライダーが1種類じゃないので難しいと思ったが、今日はあまり制球が良くなかった」と話せば、宮出打撃コーチも「制球が良くなかった。球威、キレのある真っすぐが少なかった。スライダーをケアしながら、真っすぐを仕留める感じだった」と指摘した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い