打席入るたびブーイング…大谷が背負うマリナーズとの遺恨

公開日: 更新日:

 大谷は今後も、マリナーズとはわだかまりを背負って戦っていくことになる。

 そんなしこりもあるせいかイチローが今回の3連戦直前にフロント入りしたことが物議を醸している。「ロースターから外すのは投手大谷との直接対決の後でも構わないだろう」「イチローとの対戦を楽しみにしていた大谷への嫌がらせじゃないか?」といった声があるのだ。とはいえ、イチローはここまで15試合に出場して44打数9安打の打率・205。

 4月下旬にイチローではなく、ヘレディアがマイナー落ちした際には地元紙のシアトル・タイムズが「さほど役に立ってはいない44歳を残し、有益な27歳を降格させるのは正当ではない」と批判したほど。大谷とイチローの対戦を楽しみにしているのはいわば日本人だけで、01年以来、17年ぶりのプレーオフ進出を目指すマリナーズにしてみれば「さほど役に立たない44歳」をこれ以上、ベンチに置いておくわけにいかなかった。

 イチローのフロント入りはあくまでもチーム事情で、大谷とマリナーズの間の禍根とは無関係だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋