早くも自力V消滅 楽天“空中分解”の原因は星野副会長離脱か

公開日: 更新日:

 梨田監督はもともと、采配が保守的で頑固といわれ、「同じ戦力なら若手よりベテランを使う」というタイプ。それをうまく操縦していたのが、15年オフに球団副会長に就任した星野氏で、副会長の号令のもと、チームは育成重視の方針に転換。16年シーズンは新人の茂木をレギュラーに定着させ、昨季は高卒ドラ1の藤平だけでなく、ドラ9の高梨も戦力に引き上げるなど、若手の積極起用が当たった。

 ところが、今年1月に星野副会長が急死。球団内の人間関係をつないできた糸が切れた。

 切れた糸の中には梨田監督と佐藤コーチも含まれ、チームは空中分解寸前。このまま低迷すれば、楽天にとって最大の戦力ダウンは星野副会長だったということになる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動