早くも自力V消滅 楽天“空中分解”の原因は星野副会長離脱か

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 開幕31試合目での“終戦”となった。

 楽天が6日の西武戦で大敗し、自力優勝の可能性が消滅。昨季、最下位に沈んだロッテの37試合目を上回る早さでペナントレースに黄信号がともった。

 昨季は前半戦に首位を独走していた楽天。後半の失速で3位に終わったものの、AクラスをキープしてCSファーストステージを突破した。昨季と比べて大きな戦力ダウンがないことから、今季開幕前には上位予想した専門家も多数。岸、則本、美馬といった先発陣の駒が揃い、藤平ら若手の成長もあって評価は高かった。打線が助っ人頼みのままという部分が不安視されてはいたが、まさかの大苦戦である。

 ある関係者は「原因のひとつは梨田監督と佐藤投手コーチの関係にあります」という。佐藤コーチは星野副会長が「日本一の投手コーチ」と絶賛して招聘した名伯楽。昨オフ、星野副会長が自ら電話をかけてソフトバンクから引き戻した。しかし……。

「梨田監督と連携が取れていないともっぱらです。佐藤コーチはソフトバンク時代に“工藤監督とは相性が良くない”と言われたことについて『そういうのは一切ない。監督が何をやりたいかということに合わせるのがコーチ』と否定していましたが、梨田監督にはその『やりたいこと』がない。それが最大の原因。この不穏な空気が選手にも伝染しています」(前出の関係者)

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