日大アメフト騒動の一因 スポーツ界にはびこる“軍隊の掟”

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 特殊な「事件」とは言えないようだ。

 社会問題にまで発展している日大アメフト部員による関学大QBへの悪質なタックル。あの映像をテレビで見て、身の毛がよだつ思いをした人は少なくないだろう。

 無防備なQBに対する背後からのタックルは、日大の内田正人監督の指示で行ったとの報道もある。全治3週間のケガを負わせた日大の選手は、すでに退部を決意しているそうだが、監督の命令で危険なタックルに及んだのであれば、彼もまた「被害者」のひとりかもしれない。

 早大スポーツCSR研究会の松野弘会長は「今回の事件は、日大のアメフト部だけの問題ではなく、根性論でやってきた日本のスポーツ界が長年抱えている構造的な問題といえる」と、こう続ける。

「学校の部活動は近年、選手の自主性を尊重する指導者も増えてきているが、指導者の指示には絶対服従という厳しい上下関係が根強く残っている。監督やコーチの言うことを聞かなければ試合に使ってくれないのなら、選手は自分の意思にかかわらず指導者の言いなりにならざるを得ない。その関係性は軍隊と同じです。軍隊はたとえ上官の指示が間違っていても、軍律で兵士を動かします」

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