内田監督は永久追放も 日大アメフト“殺人タックル”の波紋

公開日: 更新日:

 大学アメリカンフットボールのラフプレーが波紋を広げている。

 日大のDL(ディフェンシブライン)が6日の関学大との定期戦で、パスを投げ終えた無防備の相手QB(クオーターバック)に背後からタックルする悪質なプレーで、重傷を負わせた一件である。

 12日に会見した関学大・鳥内秀晃監督(59)によれば、反則を受けたQBは右膝軟骨損傷(全治3週間)に加えて、精密検査を受けて異常はなかったが、足のしびれを訴えている。

 大学アメフトの強豪同士による一戦で起こった今回の騒動は、日大による報復ともっぱらだ。日大が27年ぶり21回目の頂点に立った大学日本一を決める昨年の甲子園ボウルでのこと。1年生QBの林が第3クオーターに相手の執拗なマークに遭い脳振とうで戦列を離れた。数分後に戻ったが、プレーに精彩を欠いた。アメフトでは、特に司令塔であるQBが潰された場合、相手のQBに倍返しする「慣例」があり「日大側は去年の甲子園ボウルの報復をしたのではないか」(アメフトに詳しいスポーツライター)という。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  3. 3

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 4

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  5. 5

    来春WBCは日本人メジャー選手壊滅危機…ダル出場絶望、大谷&山本は参加不透明で“スカスカ侍J”に現実味

  1. 6

    詞と曲の革命児が出会った岩崎宏美という奇跡の突然変異種

  2. 7

    高市政権にも「政治とカネ」大噴出…林総務相と城内経済財政相が“文春砲”被弾でもう立ち往生

  3. 8

    「もう野球やめたる!」…俺は高卒1年目の森野将彦に“泣かされた”

  4. 9

    連立与党の維新が迫られる“踏み絵”…企業・団体献金「規制強化」公明・国民案に立憲も協力

  5. 10

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋