三冠王や打撃C指摘 日ハム清宮の打撃開眼は重心移動がカギ

公開日: 更新日:

 16日の西武戦、清宮幸太郎(18)は3打数無安打に終わった。

 球場が沸いたのは3打席目。十亀の外角速球を捉え、打球は右中間に高々と舞い上がった。プロ2号! と思われた当たりはしかし、「差し込まれました」と本人が振り返ったように、フェンス手前で失速。中堅の秋山が取り損なったのを見て一気に三塁を陥れたものの、記録はエラーで歓声はため息に変わった。

 前日に22打席ぶりの安打を放ったが、この日の3タコで打率は.174まで降下。試合前には、フリー打撃の待ち時間に自らロングティーを志願し、打撃練習では広角に打つ意識で臨んだ。練習ではほれぼれするような打球をポンポン飛ばすが、試合では相変わらず苦戦が続く。

 打撃開眼のポイントは重心移動と足の蹴りにあるかもしれない。

 清宮は結果が出ていないときに「重心が後ろに残っていて前に出ない」と話したことがある。重心を軸足から前足に移動させながら打つが、それが後ろの左足に残ったままだと振り遅れ、打球が詰まり気味になる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?