“脱ケチ”広島は引き留められるか 今季FA丸佳浩を巨人狙う

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 日本プロ野球選手会は昨15日、選手会に加入する735人(外国人を除く)の今季の平均年俸を発表した。

 昨季リーグ連覇を果たした広島はもう「ケチ」とは言わせない。昨年から765万円アップで11位から6位に上昇。これは、年俸2億1000万円の丸佳浩(29)の存在が大きい。

 今季中にも国内FA権を取得する見込みの丸は昨季、不動の3番として打率・308、23本塁打、92打点で、最多安打のタイトルとMVPを受賞。年俸が7000万円アップしたが、契約更改後の会見では終始渋い表情だった。チーム関係者によれば、想定より年俸増を抑えられ、タイトル料が含まれなかったこと以上に、今季中に取得見込みの国内FA権を考慮した複数年契約の提示がなかったからだという。一般的に大物選手なら前年オフに提示されるものだが、丸クラスにそれがないのは異例である。

 オリックスの西らも取得見込みのこのオフのFA戦線で、超目玉はこの丸だ。もしFA権を行使するようなら、争奪戦は必至。中でも興味津々なのは巨人だという。

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