2度目の週間MVPで監督太鼓判も…大谷「新人王」に5つの壁

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■本命2人はヤンキース所属

 ソーシア監督は残り18試合、大谷を野手としてフル出場させることを示唆している。抜けた数字を残せばともかく、大谷が新人王を獲得するためにはいくつかの障害がある。

 ひとつは本命2人が老舗人気球団のヤンキースに所属する選手であるということだ。メジャーの記者投票はそもそも、大都市圏の選手が有利といわれる。メディアにおける記事や映像の扱い、記者に与えるインパクトは、大都市を本拠地にするチームの選手の方がはるかにデカい。ニューヨークとアナハイムでは都市の規模からして比べものにならない。

 今季のエンゼルスが弱い点もマイナスだ。プレーオフ進出がほぼ決定的なヤンキースに対し、大谷のエンゼルスは地区首位のアストロズから19ゲーム離された4位。プレーオフはもはや完全に圏外だ。残した数字が似たり寄ったりなら、チームの成績を押し上げた選手に分がある。

 ヤンキースの2人と比べて、出場試合数や打席数が少ないことも障害になる。無事これ名馬というか、メジャーリーガーは試合に出続けてナンボととらえられる。そこへいくと大谷は右肘靱帯損傷で約20日間、故障者リスト入りしたうえ、登板日の前後は調整にあてて試合を休む。ベーブ・ルース以来、100年ぶりの二刀流とはいえ、投打ともに突出した成績を残したわけでも、残せるわけでもない。物理的にも不可能なのだ。

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