林家正蔵さん<2>所ジョージさんに勧められ高級車を買うと

公開日: 更新日:

 30歳になるころには二木ゴルフ契約のレッスンプロと待ち合わせて、練習は週5日と本格的になっていきました。

 1、2階とも15打席あって、鳥カゴみたいなところでした。そこに雨が降ろうと、雪が降ろうと、毎日のように通い詰めました。

 鈴本演芸場に近いために、そこには先輩落語家の方々もたくさん練習に来てました。

「こぶちゃん、ゴルフもいいけど、落語も勉強しなきゃだめだよ」なんて冷やかされるほど、ゴルフに熱中しましたね。

 週末にはゴルフコースでプレーです。まさにゴルフ中心の生活が続いていました。

 実はそのころまだ、自動車の免許証を持っていなかったんです。それで、弟子や事務所の人にゴルフ場まで送ってもらっていたんです。

 でも20代の後半ですから、運転手付きでゴルフというのもあまり見栄えのいいもんじゃありません。

 そのころすでに、父親代わりといいますか、親しくお付き合いをさせていただいていたのが所ジョージさん。「ゴルフやるの?」と聞かれて「やります」と答えると「どのくらいで回るの?」と言うので、「100切るくらいです」。「ああそう、じゃあいいよ、行こうよ」となった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋