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山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

今季は野手に専念 大谷「一刀流」のロマンを味わいたい

公開日: 更新日:

 エンゼルスの大谷翔平が今季は野手一本に専念するという。昨季終了直後に右肘靱帯再建手術を受けたため、投手としてはリハビリに費やす必要があるからだ。

 これを残念だと見る向きもあるが、私はかえって興奮してしまった。これまで二刀流で通してきた大谷がついに一刀流でプレーするわけだ。投手であれ野手であれ、大谷ほどの逸材がMLBという最高峰の舞台で、どちらかに専念することほど魅惑的なものはない。大谷は球界の常識を覆す二刀流を高いレベルで実現できてしまうほどの超人だからこそ、逆に一刀流に専念した場合の成績に幻想が生まれるのだ。

 果たして、彼が野手に専念したら、いったいどれだけ打つのか? アメリカ人に引けをとらない体格をもち、イチロー並みの高打率と松井秀喜以上の長打力を発揮する史上最高の日本人スラッガー。そんな大谷の姿を夢想すると、自然にワクワクする。大谷はこれまでの日本人メジャーリーガーと違って、MLBでダウンサイジングされたのではなく、MLBで打者として成長している。

■600打席立てば…

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