法大野球部監督に暴力指導発覚 バットで殴打し腹パンチも

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■全寮制で公私混同がエスカレート

 法大は基本的に全寮制。青木監督もまた寮に拠点を移し、自宅として家族で住み込み生活を送っている。そこでは2年前、こんな事件も起きている。

「外からサンダルで寮に帰ってきた選手が、つい横着をして2メートル弱ある土足禁止の場所をサンダルのまま歩こうとしたら、ちょうど監督室に帰る青木監督と鉢合わせた。『なんで土足なんだ、寮長を呼べ』となって、選手と当時4年生の寮長が一緒になって怒られ、監督に腹パン(腹部にパンチ)された。その“現場”が寮の玄関先だったので、『(設置された)防犯カメラに殴られた記録が残った』というのが部内で話題になりました」 と、当時を知るOBは証言する。

 寝食を共にするゆえ、公私混同も徐々にエスカレートした。

「家族と住む寮内の自宅で観賞魚を飼っていて、その水槽を掃除させられた選手もいました。ミスをしたりルールを破った選手が寮の掃除をさせられることはありましたが、家庭内の雑用もさせるのです。特にマネジャーは青木監督のプライベートな雑用係までやらされ、監督が寮のある武蔵中原から武蔵小杉へ歩いて飲みに行った日は24時ごろに『迎えに来い』とメールが来る。マネジャーはそれが当たり前になっているので、深夜まで起きて監督の送り迎え要員を寮に1人待機させています。『お迎えいりますか?』と連絡しても返信が遅く、『やっぱりいらない』と言われることもある」(別のOB)

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