今度は貴ノ岩が付け人殴打 旧貴乃花部屋は暴行力士の巣窟

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 つい10日ほど前は貴景勝の優勝に沸いた千賀ノ浦部屋が、一転、お通夜さながらの雰囲気に包まれた。夜にもかかわらず、50人ほどの報道陣が部屋の前に押し寄せて、中の様子をうかがっていた。

 5日に相撲協会が発表した貴ノ岩(28)の暴力事件。冬巡業が行われている4日夜、付け人が忘れ物の言い訳をしたことに腹を立て、平手と拳で顔面を4、5発殴ったという。翌朝、付け人が巡業に参加せず、顔を腫らしていたことまで発覚して貴ノ岩の暴行が露見した。

 本人はすでに帰京。鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)の事情聴取に事実関係を認め、謝罪もしたという。

■後輩をエアガンで

 貴ノ岩は昨年の秋巡業中に起きた日馬富士暴行事件の被害者だ。当時は世間の同情を集めたものの、約1年後には百八十度立場が変わった。しかし、日ごろの言動をみれば、加害者になるのはむしろ必然だった。

 例えば2014年に引退した旧貴乃花部屋の貴斗志が、相撲協会を相手取った裁判で明らかになった証言によれば、貴ノ岩は暴力の常習犯だった。

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