池江璃花子はリーダシップ抜群 離脱で五輪代表へ影響は?

公開日: 更新日:

 エースの抜けた穴は想像以上に深刻なものになりかねない。

 去る12日に白血病を患ったと告白した競泳女子日本代表の池江璃花子(18)。今後の回復次第では、東京五輪代表選考会を兼ねた来年4月の日本選手権に間に合わない可能性もある。

 2020年大会では複数種目でのメダル獲得を期待されていただけに、競泳界のみならずスポーツ界全体から、エースの離脱を惜しむ声は後を絶たない。

 池江は個人種目の他、リレー種目の主力メンバーでもあるため、日本代表の平井伯昌ヘッドコーチは「ナショナルチームにとって大打撃です」と、指揮官としてショックを隠さなかった。

 自国開催の五輪でのメダル量産を狙う競泳にとっては戦力低下は免れないが、それ以上に痛手なのは池江のリーダーシップだ。

 根っからの明るい性格で、遠征などの移動の際には、常に池江の周囲は明るい雰囲気に包まれた。ナショナルチームでは合宿、国際大会の初日に代表メンバー全員で円陣を組むのが恒例になっており、池江は他の女子選手の誰よりも大きな声を出すなど、チームの盛り上げ役のような存在でもある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性