ソフト千賀に改めて聞く ポスティングで米行き直訴の真意

公開日: 更新日:

「国際試合(2017年WBC)で凄いものを見た。それだけの話です」

 メジャーを意識するようになったきっかけを、そうシンプルに言い切った。10年育成ドラフト4位で入団、いまや球界を代表する投手に成長した千賀滉大(26)。昨季は2度の負傷離脱がありながら、3年連続2ケタ勝利(12勝、13勝、13勝)を挙げている。

 そんな右腕が最初にポスティングによるメジャー移籍を直訴したのは、17年の契約更改。同制度を認めていない球団に突っぱねられ、願いはかなわなかった。それでも諦めず、昨年の契約更改で再び直訴。その熱意が球団を動かしたのか、キャンプイン直前の1月29日、後藤球団社長らとポスティングについての会談を開くことができた。

「選手としては、なかなか球団に自分の気持ちを言うタイミングがない。ただ、そういう選手もいるということを伝えたかったんです。僕がポスティングでメジャーに行けなくても、(今後)僕のような選手は出てくるということを、球団には知ってもらいたかった。(訴えには)後から出てくる選手のため、という意味もありました」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋