DeNAがDバックスと メジャーと「業務提携」日本球団の思惑

公開日: 更新日:

「日本球界がこれから取り入れるとすれば、メジャーでは昔から活用されてきた守備のデータではないか。打者やカウントに応じた極端な守備シフトの変更はメジャーでは見慣れた光景ですが、日本ではなかなか浸透していません。DeNAが提携したDバックスは、昨季のDRS(守備防御点)が30球団で一番良かった。Dバックスはデータを重視するチームで、マイナー選手の育成とベテラン選手の再生に定評がある。DeNAも守備データと育成力に着目しているのではないか」

 DeNAは昨オフ、統計解析部門を設置。メジャー10球団以上のアナリストや幹部からの情報を収集し、戦略に役立てている。その中には、GMが統計学者を集め、17年に弱小球団をワールドシリーズ制覇へ導いたアストロズの情報も含まれるという。先月のオープン戦ではその分析データに基づく守備シフトを敷いて成功させた。

 一方、日本球界では今も、助っ人補強とは違い、データなど副次的なものに対してカネを渋りがちな球団も少なくない。DeNAの成否によって後追いするところが出てきそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    山崎まさよし、新しい学校のリーダーズ…“公演ドタキャン”が続く背景に「世間の目」の変化

  2. 2

    ドラフト目玉投手・石垣元気はメジャーから好条件オファー届かず…第1希望は「日本ハム経由で米挑戦」

  3. 3

    ソフトバンクに激震!メジャー再挑戦狙うFA有原航平を「巨人が獲得に乗り出す」の怪情報

  4. 4

    米価暴落の兆し…すでに「コメ余り」シフトで今度こそ生産者にトドメ

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 7

    大富豪の妻と離婚でファン離れ? イケメン既婚者俳優ディーン・フジオカの気になる今後

  3. 8

    自民×維新は連立早々に“成田離婚”も? 政策も理念も、「政治とカネ」に対する意識も、政治姿勢もバラバラ

  4. 9

    山崎まさよし公演ドタキャンで猛批判 それでもまだ“沢田研二の域”には達していない

  5. 10

    首相補佐官に就く遠藤敬氏に世間は「Who?」…維新の国対委員長が連立政権「キーマン」のワケ