ダル今季初黒星…カブス高給取り“不良債権”へついに秒読み

公開日: 更新日:

 カブス・ダルビッシュ有(32)が、昨年5月以来の白星をかけて4日(日本時間5日)のブレーブス戦に登板。まずまずの立ち上がりを見せたものの、五回途中5安打3失点(2奪三振)で降板。チームも4対9で敗れたため、今季初黒星を喫した。

 今季初登板だった先月30日(日本時間31日)のレンジャーズ戦は自己ワーストタイの7四球と乱調。三回途中でKOされていた。

 今季のカブスはダルを筆頭に先発陣が絶不調。ここまで勝ち星を挙げているのはエース左腕レスター(1勝0敗)だけだ。先発陣の年俸総額約111億円はナショナルズと並んでメジャートップにランクしながら、まるで機能していないのだ。

 ダルは年俸約22億円でレスター(約24億円)に次ぐ高給取りだ。昨年2月に6年総額約136億円でFA移籍しながら、昨季は度重なる故障もあって、わずか8試合の登板で、1勝(3敗、防御率4.95)。期待を大きく裏切った。

 カブスはナ・リーグを代表する金満球団として知られる。今季の年俸総額約235億円はヤンキース(約228億円)、ナショナルズ(約227億円)を抑えて30球団トップだ。補強に資金を惜しまない半面、結果が伴わなければ、容赦なく放出するシビアな経営方針を貫いている。

 過去にはカブスは年俸の半額近くを負担してまでエース級や主力打者を放出したケースもある。ダルは今季、結果を残せなければ不良債権のレッテルを貼られかねない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

  2. 2
    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

  3. 3
    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

  4. 4
    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

  5. 5
    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

  3. 8
    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

  4. 9
    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

  5. 10
    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず