マスターズ復活Vウッズと72歳・尾崎将司の意外な接点

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【東建ホームメイトカップ】

 プロ50年目、72歳の尾崎将司が腰痛で途中棄権した。17日のプロアマ戦の時は、「向こうではタイガーが(マスターズで)大復活した。ここではジャンボ尾崎が大復活……とは、誰も思っていない。思ってんのは俺だけ」と言って、ギャラリーを沸かせていたが、早々とコースを後にした。

 尾崎は全盛時、何度もマスターズに出場。思い入れのある大会だ。ウッズの復活Vは早起きしてテレビで見ていたそうだ。

「見事だったね。格が違った。アメリカも、いくら若い子が出てきたといっても総合力、ゴルフ脳とかフィーリング、タッチとかやっぱりタイガーは、ナンバーワンだ」と絶賛していた。

 ウッズが初めてマスターズに出場したのはスタンフォード大1年の1995年。3日目に48歳の尾崎と同組で回っている。

 当時、現地で取材していた日刊ゲンダイの記者は、「尾崎は周囲を圧倒する国内ツアーとは異なり、練習場では寂しく端っこで打っていた。ウッズはスタンフォード大のスクールカラーであるエンジのシャツでプレー。かなり痩せていたが、飛ばし屋の尾崎よりドライバーは飛んでいた。でも、小技はまだまだという印象で、メジャーで15勝するほどの選手になるとは想像もつかなかった」という。

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