泥沼10連敗から6勝3敗 楽天則本が証明した“エースの条件”

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 24日の西武戦に先発した楽天則本昂大(28)。パ随一の強力打線に苦戦しながらも、6回3失点。1点ビハインドでマウンドを降りた。

 しかし、その直後、5番銀次が逆転2ラン。リリーフ陣も終盤を無失点でしのぎ、則本は負け投手一転、勝ち投手で今季2勝目(1敗)を挙げた。

 銀次は試合後、「(則本が)一生懸命に投げていたので、負けを付けたくなかった」と話した。リリーフ陣にしても、同じ気持ちだったのではないか。

 則本は気持ちを前面に出して力投するタイプ。球質によるものか、それとも打者がその気迫を感じるのか、ソフトバンクの今宮は、「打席でボールが大きく見える。打者に向かってくるような感じですね」と、話していた。

 楽天は7月8日まで泥沼の10連敗。それが則本の復帰登板となった7月9日以降は、6勝3敗と持ち直している。

 この日の勝利で、楽天は西武と入れ替わって3位に浮上。チームの力が「10」なら、それを「15」にできるのがエースというものだ。

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