楽天則本の7年契約にメジャースカウト仲間は肩を落とした

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 則本昂大(28)が楽天と7年契約を結んでいたというニュースは、我々、メジャースカウトの間でも話題になった。

 あるスカウトは「則本のピッチングは欠かさずチェックしている」と話していたし、米国から日本に見に行った別のスカウトはそのニュースを耳にして「信じたくない」と言った。

 そのスカウトはわたしに電話をしてきて、「カネを積んだら気持ちは変わるんじゃないか?」と尋ねたくらい。要するにゾッコンだったのだ。

 わたしは球団に提出したリポートに「ストレートの制球はいまひとつだが、セットアッパーとして評価できる。短いイニングであれば155、6キロの速球を投げるし、フォークボールも有効」と記した。

 球団によってはクローザーや先発として評価していたのではないか。例えばスカウトが「信じたくない」とうなだれた球団は、則本をかなり高く評価していた。あくまでも今年と来年の成績次第だが、年平均10億円程度の複数年契約を提示するつもりだったとも聞いた。

 メジャーのトレード期間は今月いっぱいで終了する。8月にはアシスタントGMを伴って日本に行くつもりで飛行機やホテルまで予約していたそうだから、彼が落胆するのも理解できる。

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