全体練習なしで試合の余裕も…M20の巨人に不気味な“天敵”

公開日: 更新日:

 巨人がDeNAにとどめを刺し損ねた。

 前日に劇的なサヨナラ勝ちで優勝マジックを20とした巨人は25日、エース格の山口が先発したが、DeNAの9番・乙坂に2本の適時打を浴びるなど7回途中2失点。5月19日以来の3敗目(12勝)を喫した。八回には3番手・鍵谷が5番・ソトに、リーグトップの巨人・坂本勇に並ぶ32号ソロを浴びて突き放された。

 打線はDeNA先発の今永に6回2安打で8三振を喫し、4投手に散発3安打の完封負け。今永にリーグトップタイの12勝目(5敗)を献上した。

 巨人OBで評論家の高橋善正氏がこう言った。

「巨人が連勝すれば、DeNAに完全に引導を渡せる。逆に巨人が負ければ、DeNAは首の皮一枚つながることになる。そんな試合で巨人は完敗。DeNAのソトには初戦で先制3ランを打たれたように、毎度手痛い一発を浴びている。先発した今永には今月上旬の試合でも抑えられた。初戦で8回1失点に抑えられ、白星を献上した東は昨年から『巨人キラー』といわれる。今年の巨人は同じ相手に同じようにやられているのが気になります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝