著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

五輪代表“当確”を勝ち取るために ポルトガルで語った野心

公開日: 更新日:

■「有名人になるチャンスやし」

 海外組は代表招集機会が限られるという難しさがあるが、彼の所属するマリティモが「どんどん(代表には)行ってこい」というスタンスなのも前田には追い風だ。

「10月のUー22代表のブラジル遠征は、腰を痛めていたので回避しましたけど、クラブは東京五輪出場に前向きな姿勢なんで、僕としては有難いですね。本番まであと8カ月もあるのかと思うと長いけど、やっぱり五輪にはぜひ出たい。これまで五輪メンバーから外れて成功している選手もいますけど、出れるなら出た方がいいし、自分のサッカー人生も変わりますよね。有名人になるチャンスやし、子供にも『パパ、五輪出たよ』って言えたらいいと思います」と野心を前面に押し出す。

 夢の実現のためにも、ポルトガルでの今後の戦いを大切にしなければならない。マリティモは本来なら上位にいるクラブだが、今季は2ケタ順位をウロウロしている。

 直近11月3日のジル・ヴィセンテ戦も0ー2で敗戦。前田にはチームを勝たせる役割が託される。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性