南野 好機生かせず途中交代…今季も「塩漬け案件」確定か

公開日: 更新日:

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)に参戦している日本代表MF南野拓実(24)が所属するザルツブルク(オーストリア)は日本時間6日、敵地でイタリアの強豪ナポリと対戦(午前4時開始)。1―1のドロー決着に持ち込んで貴重な勝ち点1を獲得した。

 南野は右サイドMFで先発。前半10分にザルツブルクは、韓国代表の23歳FWファン・ヒチャンがPA内で倒され、PKをノルウェー代表の19歳FWハーランドが落ち着いてゴール右に決めて先制。これでCL4試合7得点の荒稼ぎである。

 同26分に右サイドを崩したザルツブルクは、ファンがゴール前にマイナスの折り返し。走り込んだ南野の足元にピタリと合ったが、トラップミスを犯した南野はシュートを放てず、追加点のチャンスを逃してしまった。

 前半終了間際に同点に追いつかれたザルツブルクだが、劣勢を強いられた後半も粘り強い守備で食い下がった。南野は同15分、右足ヒールでシュートを狙うもオフサイドの判定が下り、直後にベンチに下がった。

「ザルツブルクで5シーズン目の南野は10月のCL2節・リバプール戦で1ゴール1アシストと結果を残し、来年1月の欧州移籍期間に念願の欧州4大リーグのドイツ、スペイン、イタリア、イングランドから声が掛かるかも……といわれた。この日のナポリ戦でもゴールを決めれば、商品価値はさらにアップするところだったが、売り出し中のハーランド、ファンに比べるとフィジカル、決定力など見劣りする。年明けの欧州4大リーグ移籍は難しい状況でしょうね」(サッカー関係者)

 なかなか欧州の二流リーグであるオーストリアから抜け出せない南野。今季も塩漬け物件のままということか――。

 日本代表FW伊東純也がプレーするヘンク(ベルギー)はリバプール相手に1―2で敗れ、通算1分け3敗となって1次リーグ敗退が決まった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  2. 2

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  3. 3

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  4. 4

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 5

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  1. 6

    半世紀前のこの国で夢のような音楽が本当につくられていた

  2. 7

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 8

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 9

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  5. 10

    プロスカウトも把握 高校球界で横行するサイン盗みの実情