U-22代表選出のMF久保建英 晴れて「広告塔」の効果と懸念

公開日: 更新日:

 6日、2022年カタールW杯アジア2次予選のキルギス戦を戦う日本代表23選手が発表された。日本代表歴代最年少ゴール更新が期待されていたMF久保建英(18=マジョルカ)は、17日に広島で行われる日本とコロンビアのU―22代表戦に招集され、東京五輪組としての活動に専念するのでリストから外れた。

 W杯予選とはいえ、キルギスの世界ランクは94位。日本の28位と比べると明らかに格下である。

「関心度は低く、今回招集された選手のひとりが所属クラブのスタッフに『ところでキルギスって……どこにあるの?』と聞いたほど。注目度の低さに、サッカー協会やスポンサー企業の関係者たちが肩を落としている」とは某サッカー関係者だ。

 さらに〈キルギス戦の関心度低下〉に拍車を掛けることが6日にあった。日本代表の公式サプライヤーであるアディダス社が、今月の代表戦から着用する「サッカー日本代表2020ユニホーム」のお披露目会見。五輪代表のエース久保が〈メインの広告塔〉として活動することになり、いよいよサッカー日本代表=〈五輪代表〉という図式が強調される格好なのだ。前出のサッカー関係者がこう続ける。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  4. 4

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 5

    “やらかし俳優”吉沢亮にはやはりプロの底力あり 映画「国宝」の演技一発で挽回

  1. 6

    参院選で公明党候補“全員落選”危機の衝撃!「公明新聞」異例すぎる選挙分析の読み解き方

  2. 7

    「愛子天皇待望論」を引き出す内親王のカリスマ性…皇室史に詳しい宗教学者・島田裕巳氏が分析

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    松岡&城島の謝罪で乗り切り? 国分太一コンプラ違反「説明責任」放棄と「核心に触れない」メディアを識者バッサリ

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒