巨人1位・堀田賢慎 花巻東出身の父が青森山田進学に後押し

公開日: 更新日:

堀田賢慎(巨人1位)

 父・郁雄さん(51)は大谷(現エンゼルス)、菊池(同マリナーズ)の先輩にあたる。岩手県花巻市に生まれ育ち、地元の強豪・花巻東高野球部出身。3年夏には正三塁手の座を掴み、岩手大会ベスト16に進んだ。郁雄さんがこう言う。

「何とか最後の夏に背番号5をもらいました。打つのはダメで守備の人でした。当時はまだ今のような甲子園常連校ではなくて、県内では強いというレベルでした」

 母・有里さん(47)も同じ花巻市出身で、兄も花巻東の野球部OB。県大会ベスト4の経歴を持つ。

 郁雄さんは高校を卒業後、自動車の部品製造会社に就職した。

「若い頃は工場勤務で夜の7時半から朝の4時までの夜勤もありました。『ものづくり』の会社ですね。今は事務職で8時半から夕方の5時15分まで。勤続は33年になります」(郁雄さん)

 郁雄さんが26歳、有里さんが22歳の時に結婚。次男の賢慎が生まれるタイミングで花巻市内に2階建ての一軒家を建てた。駐車場は4台ほど止められるスペースがある。そんなノビノビとした環境で育った賢慎は、草野球を続ける郁雄さんによくグラウンドに連れていかれた。幼少の頃から身近には野球があった。少年野球では二塁、三塁、遊撃、捕手を守った。この頃は投手ではなかった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「U18代表に選ぶべきか、否か」…甲子園大会の裏で最後までモメた“あの投手”の処遇

  2. 2

    コカ・コーラ自販機事業に立ちはだかる前途多難…巨額減損処理で赤字転落

  3. 3

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  4. 4

    参政党・神谷宗幣代表 にじむ旧統一教会への共鳴…「文化的マルクス主義」に強いこだわり

  5. 5

    山﨑賢人&広瀬すず破局の真偽…半同棲で仕事に支障が出始めた超人気俳優2人の「決断」とは

  1. 6

    ご都合主義!もどきの社会派や復讐劇はうんざり…本物のヒューマンドラマが見たい

  2. 7

    「石破続投」濃厚で党内政局は形勢逆転…そしてこれから始まる“逆襲劇”

  3. 8

    福山雅治「フジ不適切会合」参加で掘り起こされた吉高由里子への“完全アウト”なセクハラ発言

  4. 9

    巨人・坂本勇人に迫る「引退」の足音…“外様”の田中将大は起死回生、来季へ延命か

  5. 10

    自民保守派が“石破おろし”で分裂状態…次期党総裁「コバホークだ」「いや高市だ」で足並み揃わず