12人中7人が高校生 要時間・早く台頭・大化けドラ1は誰だ
17日、プロ野球ドラフト会議が行われた。1位の第1回入札は広島を除く11球団が高校生。結局、1位の12人中7人が高校生となった。
注目度ナンバーワンの佐々木(大船渡)は、1位で4球団が競合し、ロッテに決まった。まだ手付かずの原石といった印象。少し負荷をかけたら壊れてしまいそうで、肩や肘などの故障を防ぐため、地道なトレーニングに時間をかける必要がある。最速163キロの潜在能力は凄まじい。体ができ上がった時、165キロ以上を投げるであろうとんでもない可能性を秘めている。ロッテは高卒選手のデビューを焦らないイメージがある。じっくり育ててもらえそうで、佐々木にとっては好都合といえる。
3球団競合の奥川(星稜)は高校生としては即戦力に近い。今夏には重心を落として投げられるようになり、球にスピンが利くようになった。高校生投手が通用するかは、使える変化球があるかというのが見極めのポイントになる。奥川には一級品のフォークボールやスライダーがある。投手陣が弱いヤクルトなら、早ければ1年目の後半には一軍で出番が巡ってきそうだ。