五輪代表1枠に直結も…MGCファイナルが盛り上がらない理由

公開日: 更新日:

 知っている人がどれだけいるのだろうか。

 東京五輪マラソンはドタバタ劇の末、会場が札幌に変更になった。専門家の間でも、「酷暑とレース終盤の急坂がなくなった札幌では、日本選手の上位争いは厳しくなった」という見方が強い。それでもマラソン人気は根強く、本番当日の国民は大応援団と化すに違いない。

 すでに9月のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)で、男女2人(1位中村匠吾、2位服部勇馬、1位前田穂南、2位鈴木亜由子)には代表内定が出た。残る1枠はMGCファイナル3レース(左表)の結果待ちである。そこで設定条件(男子2時間5分49秒、女子は2時間22分22秒)以内の記録をマークし、かつ、日本人最高なら最後の代表に内定。設定記録をクリアできなければMGC3位の大迫傑と小原怜が代表に内定する。

 男子のファイナル初戦は12月1日号砲の福岡国際。女子は8日のさいたま国際だ。ところが大会直前になってもちっとも盛り上がらない。五輪代表に直結している大会であることさえ知らない者が多いのではないか。なぜか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  3. 3

    佳子さま31歳の誕生日直前に飛び出した“婚約報道” 結婚を巡る「葛藤」の中身

  4. 4

    国分太一「人権救済申し立て」“却下”でテレビ復帰は絶望的に…「松岡のちゃんねる」に一縷の望みも険しすぎる今後

  5. 5

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  1. 6

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  2. 7

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  3. 8

    清原和博 夜の「ご乱行」3連発(00年~05年)…キャンプ中の夜遊び、女遊び、無断外泊は恒例行事だった

  4. 9

    「嵐」紅白出演ナシ&“解散ライブに暗雲”でもビクともしない「余裕のメンバー」はこの人だ!

  5. 10

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢