コースも二転三転で選手困惑 IOC幹部は「マラソン無知」か

公開日: 更新日:

 どうでもいいことなのかもしれない。

 開幕の9カ月前になって札幌移転が決まった東京五輪マラソンと競歩。未定だったマラソンのコースがぼんやりと見えてきた。

 関係者の話では、大通公園を発着点とする周回コースとする案を軸に検討に入ったという。札幌市の中心部を周回することで、コスト削減や警備の効率化などが狙いのようだ。

 組織委員会は12月3日に始まる国際オリンピック委員会(IOC)の理事会までに発着点を含むコースや日程を固めるための作業を急いでいるのだが、この時期になって突然、競技会場が札幌に移り、コースはまだ正式決定していない。これで「アスリート・ファースト」とはよく言ったものだ。

 そもそもこんな事態になったのは、IOC幹部がマラソンや競歩について知識がないからだと見る向きもある。

 IOCのバッハ会長(65)は、旧西ドイツ出身の元フェンシング選手。モントリオール五輪ではフルーレ団体で金メダルを獲得したが、ロードレースの経験はない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    JリーグMVP武藤嘉紀が浦和へ電撃移籍か…神戸退団を後押しする“2つの不満”と大きな野望

  2. 2

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  3. 3

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 4

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 5

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  1. 6

    FW大迫勇也を代表招集しないのか? 神戸J連覇に貢献も森保監督との間に漂う“微妙な空気”

  2. 7

    結局「光る君へ」の“勝利”で終わった? 新たな大河ファンを獲得した吉高由里子の評価はうなぎ上り

  3. 8

    飯島愛さん謎の孤独死から15年…関係者が明かした体調不良と、“暗躍した男性”の存在

  4. 9

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  5. 10

    中日FA福谷浩司に“滑り止め特需”!ヤクルトはソフトB石川にフラれ即乗り換え、巨人とロッテも続くか