メジャー激震の「サイン盗み」日本球界に飛び火の可能性

公開日: 更新日:

「絶対、やってるよな、と選手同士で話すこともある。〇〇の球場には、捕手の後方と、投手と一塁手、投手と三塁手の延長線上にカメラが設置されている。あれで盗んでいるんじゃないか、というのは他球団の選手も言っている。〇〇のキャッチャーはサインを出すのも、構えるのもやたらと遅い。あれは、自分たちが盗んでいるから、ほかもやっているだろう、と過剰に警戒しているからですよ」

 あくまで印象、噂の域は出ないが、疑念を抱きながらプレーしている選手がいることは確かだ。

■「うちはやってないけど」

 ダイエーによるスパイ行為疑惑をきっかけに、現在では「外部からの情報伝達」、つまり「スパイ行為」はもちろん、コーチや二塁走者による「サイン盗み」も禁止されているが、別の球団の選手にも聞いた。

「スパイ行為、サイン盗みとクセ盗みは別物で、例えば相手投手のクセがわかった場合はチームで共有している。コーチやスコアラーがクセを見破り、映像でしつこく確認したうえで打席に入る打者もいます。これはコーチ、スコアラーの技術でサイン盗みとは違う。変化球に大きく体が泳いで空振りする打者がいるでしょ。あれは、狙い球が外れたというより、クセを見間違えたと思った方がいい。狙い球が外れても、プロならそんなにみっともない空振りはしないものです。でも、いまでも怪しい動きをしている二塁走者もいますよ。リードの歩幅とかで球種を打者に伝えるんじゃないか。うちのチームではやっていませんけど」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  3. 3

    長嶋一茂が晒した「長嶋家タブー」の衝撃!ミスターとの“今生の別れ”、妹・三奈との根深い確執も赤裸々

  4. 4

    “Snow Manの頭脳”阿部亮平は都立駒場高校から“独学”で上智大理工学部へ 気象予報士にも合格

  5. 5

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  1. 6

    手ごたえのない演奏を救ったのは山下達郎 弱冠22歳の雄叫びだった

  2. 7

    長嶋茂雄さんは助っ人外国人のセックスの心配もしていた。「何なら紹介してやろうか?」とも

  3. 8

    父の死去で長嶋一茂は“天然キャラ”封印…KY発言に噛みつく「不謹慎警察」のエジキになる恐れ

  4. 9

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  5. 10

    「ルンバ」のアイロボット社に事業継続困難疑惑…代表執行役員社長が舞台裏を説明