青学大・吉田が3位に 駅伝ランナーがマラソン走る相乗効果

公開日: 更新日:

 前出の藤原も03年びわ湖の記録(日本人トップの3位)により、世界陸上の切符(本番は故障欠場)を手にしている。

 関東の大学指導者は、3大駅伝(出雲、全日本、箱根)の中でも箱根で結果を残すことが最大の仕事だ。駅伝重視は実業団も同じで、箱根で「山の神」と呼ばれた青学OBの神野大地(26)は「マラソン練習をする時間が少ない」との理由で会社を辞めてプロになった。

 高校の5000メートルの有望選手は箱根を走るために全国から関東の大学に集まる。指導者たちがマラソンにも目を向ければ大学生の意識は変わり、レベルも上がるはずだ。世界にあまたある賞金レースにも興味が湧くだろう。大学生はもっとマラソンを走るべきだ。

【写真ギャラリー】箱根駅伝 青山学院大が2年ぶり5度目の総合優勝

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」