レジェンド松坂のブルペン投球 西武首脳陣の真の狙いは?

公開日: 更新日:

 9日、西武松坂大輔(39)が今キャンプ3度目のブルペン入り。捕手を座らせて、40分以上かけ変化球も交えて93球を入念に投げ込んだ。

「思ったより早く、フリー打撃に投げられそう」とは松坂。調整は順調ということだろう。

 もちろん、今の松坂を過度に評価するのは禁物だ。「平成の怪物」も、度重なるケガや年齢による衰えは隠せない。渡辺GMも獲得の際、「1勝でも2勝でもいい」と話し、日刊ゲンダイの直撃には「若い先発陣が今の大輔を見てどう思うか」と、手本としての役割にも期待していた。

 この日、視察に訪れた某球団の編成担当は「それならまさに松坂はうってつけでしょう」と、こう続ける。

「松坂は当たり前のことを当たり前にやっている。今日はワインドアップより、セットポジションで多く投げていた。『自分が投げるときは6、7割で走者がいる』と思っているからでしょう。二塁走者を確認するように首を後ろに向けたり、サインに首を振る、間合いを変えるなど、一球一球、シチュエーションを想定して慎重に投げていた。同じ時間にブルペンで投げていた投手もいたけど、松坂のように実戦を想定していた者はいなかった」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」