ノートのコピーが自らの首を締め…功名心に負けた阪神時代

公開日: 更新日:

 選手全員に渡してあるというのだ。

 仰天である。耳を疑った。これは野村監督、「計算違い」だと思った。すべて裃を着たようなものではないか。

ヤクルト時代からコペルニクス的転回

「野村ノート」はヤクルト時代、選手にメモを取らせたから効果があったはずである。「野村の考え」を理解させ、指導に役立てた。それを安直に「読みなさい」で身につくだろうか。

 ヤクルト時代、「オレはチーママやからな」と球団に憎まれ口を利いた。選手補強にはとくに不満を公言したが、これは、それならオレが選手育ててやるわい、というバネになり、同時に、自分のストレス解消につなげているところもあった。

 選手を褒めるなどまずないことで、「オレは褒めるのがヘタやから」というのが、ヤクルト時代の野村監督だった。

 それがいきなり、コペルニクス的転回である。これは監督、選手を乗せて勢いづけて、1年目からあわよくばと考えたのだろう。実績を買われて、というプライドと、大阪の人気球団という看板に負けたのだと思う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    小室圭さん&眞子さんの「子供の性別」を特定したNYポストが「baby」「child」 に修正

  2. 2

    星野仙一監督は誰よりも自分を慕っていた牛島和彦をトレードの弾に、落合博満を手に入れた

  3. 3

    バナナマン日村が突然の休養発表 超売れっ子がネタにしていた肥満体形…ロケ番組多数に心配の声やまず

  4. 4

    Adoの初“顔出し”が話題 ミステリアス歌手の限界と20年非公表の「GRe4N BOYZ」との違い

  5. 5

    「自転車1メートル規制」で渋滞発生 道路交通法改正とどう付き合うべきか

  1. 6

    りくりゅうペア大逆転金メダルを呼んだ“かかあ天下” 木原龍一はリンク内外で三浦璃来を持ち上げていた

  2. 7

    家計負担の増加が続く「大学入学」…地方出身者の都心大学への進学は厳しい環境に

  3. 8

    ガソリン補助金限界でも「節約は不要」と…引くに引けない高市首相「大言壮語」の呪縛

  4. 9

    TBS「テレビ×ミセス」のスマスマ化で旧ジャニ不要論が加速 “体を張るイケメン”の専売特許は過去のもの

  5. 10

    嵐の大野智と相葉雅紀、二宮和也が通信制高校で学んだそれぞれの事情