神宮球場の一塁側ベンチで野村監督が語った“理想の死に方”

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「優勝決めた瞬間、ベンチで死んでいる。みんなが気づいたら死んでいた、っていうのがいいね」

 ヤクルト監督時代の神宮球場、一塁側のベンチで、野村監督がポツリとこう言った。

「最後までユニホームを着て死にたい。理想やな。え、無理か」と言って、含羞の笑みを浮かべた。

 試合前のことだった。監督は、練習を見ながら報道陣を相手にすることが多かった。この日も、話題がたまたま「理想的な死」になって、「ベンチで死にたい」発言が飛び出した。

 前年の1993年、ヤクルトは15年ぶりで日本一を決めていた。野村ヤクルトが誕生して4年目。森西武を相手に、シリーズを制覇して、チームも全盛期だった。

「1年目で耕し、2年目に水やり、3年目で優勝」というのが、就任前の抱負だった。その目標が達成され、監督も「生涯一捕手」から、「生涯野球人」へ覚悟を決めた、というのを教える談話だった。

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