米コロナ禍で禁止薬物陽性選手続出の危機 痩身サプリ注意

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルスの次は薬物汚染か。

 レギュラーシーズンの中断、開幕が延期した米プロスポーツ。今後、通常通りに開催されても、ドーピング検査でクロと判定される選手が続出しかねないからだ。

 米国ではアスリートを対象に開発されたダイエットサプリが数多く流通。太りやすかったり、減量が必要な競技の選手が好んで服用している。

 現在、市販されているサプリには、体脂肪を減らすイパモレリン、筋肉増強作用のあるオスタリンなどの禁止薬物が含まれているものも決して少なくないという。

 昨年から、NBAブルックリン・ネッツのウィルソン・チャンドラー、NFLテネシー・タイタンズのテイラー・リワンら、禁止薬物入りのダイエットサプリを摂取したドーピング違反が続出。USADA(米反ドーピング機構)が、各競技団体に対し緊急の警告を発したほどだ。

 米プロスポーツは、CDC(米疾病対策センター)から50人以上が集まるイベントなどの自粛要請が出され、対外試合や全体練習を禁止。各自で体を動かしている。本格的な練習はままならず、選手の多くはトレーニング不足に陥っているのが実情だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ