著者のコラム一覧
安倍昌彦スポーツライター

1955年、宮城県生まれ。早大卒。アマ時代に捕手としてプレーした経験を生かし、ドラフト候補のボールを実際に受けて取材するスタイルを確立。通称「流しのブルペン捕手」。自身が責任編集を務める雑誌「野球人」を始め、著書、寄稿は多数。

東海大相模・西川僚祐 G岡本のように中堅方向へ打つ意識を

公開日: 更新日:

西川僚祐(東海大相模/外野手)

 高校通算53本塁打のパワーヒッター。体格にも恵まれている。

「練習の際に、いとも簡単にフェンスオーバーの打球を放つ能力は、高校生でトップクラスだと思います」

 安倍氏はこう評価した上で、「持ち味の長打力を100%生かし切れていない部分がある。ものすごくもったいないなと思います」と、指摘する。

「高校生だから仕方がない部分もあるのですが、昨秋までは引っ張りたがる傾向がちょこちょこ出ていた。自分の打った打球を早く見たがるところがあるなと。あれだけ腕の長さとパワーがあれば、金属バットなら内角球に詰まっても、外の球を引っ掛けても、本塁打を打てるはず。こうした打撃がクセになると、プロで木製バットに変わったときに苦労するのではないか。引っ張りへの意識が強過ぎると、体が開いてどうしてもバットが外側から出る。そうなると芯でとらえる確率が下がり、打ち損じが増える。外角への出し入れなどでタイミングを外され、追い込まれてボール球に手を出す、という悪循環に陥る可能性もある。花咲徳栄の井上朋也と比べると、打撃に幼さがあるように感じます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 2

    海星・陣内優翔は長崎県初の“完全男”だが…スカウトが「上位獲得」を渋るワケ

  3. 3

    NHK「昭和16年夏の敗戦」は見ごたえあり 今年は戦争特別番組が盛りだくさん

  4. 4

    二階堂ふみ&カズレーザー電撃婚で浮上したナゾ…「翔んで埼玉」と屈指の進学校・熊谷高校の関係は?

  5. 5

    自死した元兵庫県議の妻がN党・立花孝志党首を「名誉毀損」の疑いで刑事告訴…今後予想される厳しい捜査の行方

  1. 6

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  2. 7

    突然のがん宣告にも動揺なし「で、ステージはナンボでしょうか?」

  3. 8

    長崎を熱狂させた海星・酒井圭一さんが当時を語る…プロ引退後はスカウトとして大谷翔平を担当

  4. 9

    安藤サクラ「柄本佑が初めて交際した人」に驚きの声…“遊び人の父”奥田瑛二を持つ娘の苦悩

  5. 10

    平和記念式典での石破首相スピーチの評判がすこぶるいいが…原稿を下書きしたのはAIだった?