八村と大谷に明暗 NBAがすんなりシーズン再開できる謎解き

公開日: 更新日:

 米プロスポーツが対照的だ。

 プロバスケットボールNBAは、すでに7月31日(日本時間8月1日)のレギュラーシーズン再開を決定。中断前の戦績から東西カンファレンス計22チームがプレーオフ進出を争う。日本人所属チームでは八村塁(22)のウィザーズ、渡辺雄太(25)のグリズリーズがディズニーワールド(フロリダ州オーランド)のコートに立つ。

 そこへいくとメジャーリーグ(MLB)は依然として開幕の見通しすら立たない。収入減を理由に選手の年俸削減を図りたい経営者側と、それを阻止したい選手会側の折り合いが付かず、議論は平行線をたどっている。

 野球とは対照的にバスケが、すんなりとシーズンを再開できる最大の要因は労使協定の存在だろう。年俸減を避けたいのは高給取りの多いNBAプレーヤーも同じ。しかし、NBAの労使協定ではテロや自然災害、疾病などの「不可抗力」によって試合が開催できなくなった場合、試合数に応じて選手の報酬を減額できると定めている(今回はレギュラーシーズン1試合につき年俸から1・08%減)。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性