新型コロナで乱闘禁止の大リーグ…闘将・星野氏は何を思う

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 ある試合で外国人投手が先発して好投。途中で交代するとベンチ裏でシャワーを浴びていた。その最中、グラウンドで乱闘が始まったのだ。

 星野野球では乱闘は全員参加が鉄則だ。ベンチの選手はもちろん、ブルペンにいる投手陣も駆けつけなければならない。やがて乱闘が収まり、星野監督がぐるりと選手を見回すと、先発した外国人投手の姿が見えなかった。

 しばらくして、ベンチに戻ってきた投手に向かって、星野氏が「何、やってたんだ、お前は!」と一喝すると、その選手は驚いた表情で「シャ、シャワーを浴びていたので……」。すると、星野氏はニヤリと笑ってこう言ったという。

「バカヤロー、そういうときは腰にバスタオル巻いて来る(加わる)んだ!」

 果たして「闘将」が新型コロナ禍でシーズンを迎えることになっていたら、何と言っているだろうか。

(富岡二郎・スポーツジャーナリスト)

▽1949年生まれ。東京都出身。雑誌記者を経て新聞社でスポーツ、特にプロ野球を担当。

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