パブリックコースでメジャー大会を開催 米ゴルフ界の思惑

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 昨年のベスページ・ブラックコース(ニューヨーク州)に続いて、今年の全米プロもパブリックコースのTPCハーディングパーク(カリフォルニア州)で開催されている。

 かつてメジャーの開催コースといえば歴史のある名門と相場が決まっていた。ところがトーリーパインズGC(カリフォルニア州)、ペブルビーチGL(同)、パインハースト(ノースカロライナ州)、ウィスリング・ストレイツ(ウィスコンシン州)など過去20年に、誰もがプレーできるパブリックやリゾートコースでのメジャー開催が目立つようになった。

 これにはいくつか理由がある。ほんの一握りの金持ちしか知らないコースで試合を開催するより親近感がわき、テレビ視聴率も高くなる。もちろんゴルフ普及にもつながるからだ。加えて、名門コースとなると、女子プロの大会ならともかく、300ヤード以上も飛ばす男子プロには総距離が短く、古いバンカーは意味をなさない。大改造するにも用地の問題もある。

 その点、メンバーがいないパブリックのほうが融通が利くといえる。

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