追悼・元PL学園監督山本泰さん 連載で語った舞台裏の数々

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 面談から10年後の2019年、菊池は山本さんが在籍したマリナーズでプレーすることになったのだから、奇縁というほかない。

■「田沢ルール」への強い思い

 そして、山本さんが入団交渉を行ったENEOS(新日本石油)時代の田沢純一(レッドソックスなど)に関しては、強い思い入れを感じさせた。

 2008年、田沢はプロを経由せずにレッドソックスに入団。争奪戦に加わったマリナーズは獲得することができなかったが、田沢がドラフト指名を拒否したことで、日本球界ではいわゆる「田沢ルール」ができた。国内のドラフト指名を拒否して海外球団に入団すると、選手はその球団を退団後、高卒は3年間、大卒・社会人は2年間、日本のプロ球団と契約できない、というものだ。

 連載当時、レッドソックスに在籍していた田沢は、セットアッパーとしてチームのワールドシリーズ制覇に貢献するなど、活躍していた。連載ではすべてを書き切ることはできなかったが、山本さんはこの「田沢ルール」について、「もっと違った方法はなかったのかなぁ」とこんな持論を展開していた。

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