筒香のレイズが10年ぶり地区V PSは“粘りの1番打者”に期待

公開日: 更新日:

 レイズ・筒香嘉智(28)が、渡米1年目で地区優勝の美酒を味わった。今季は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、恒例のシャンパンファイトは禁じられているものの、23日(日本時間24日)のメッツ戦で、2010年以来の地区優勝を決めると、紙吹雪が舞う中、ナインとともにハイタッチを交わして祝福した。

 今季の筒香は三塁、左翼の複数ポジションをこなし、48試合に出場して149打数29安打の打率・195、8本塁打、23打点。古巣DeNA時代の16年に2冠(本塁打、打点)を獲得した長距離砲の割には物足りない数字だが、地味ながら貴重な働きで打線を牽引した。

 筒香は17日(同18日)のオリオールズ戦で初めて1番で起用されると、その後の5試合でリードオフマンを務めた。レイズは球団の方針から、1番打者には相手投手に少しでも多くの球数を投げさせる役割を徹底させている。08年に1番を打ち、球団史上初のワールドシリーズ進出に貢献した岩村明憲(現独立リーグ福島監督)も、当時のジョー・マドン監督(現エンゼルス)から「もっと投げさせて、うちの打者に相手投手の球筋を見せてやってくれ」と口を酸っぱくして言われたそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  1. 6

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  2. 7

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  3. 8

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ

  4. 9

    楽天が変えたい「18番は田中将大」の印象…マエケンに積極譲渡で“背番号ロンダリング”図る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  4. 4

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  5. 5

    timelesz篠塚大輝“炎上”より深刻な佐藤勝利の豹変…《ケンティとマリウス戻ってきて》とファン懇願

  1. 6

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  2. 7

    国民民主党“激ヤバ”女性議員ついに書類送検! 野党支持率でトップ返り咲きも玉木代表は苦悶

  3. 8

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  4. 9

    波瑠のゴールインだけじゃない? 年末年始スクープもしくは結婚発表が予想される大注目ビッグカップル7組総ざらい!

  5. 10

    アヤックス冨安健洋はJISSでのリハビリが奏功 「ガラスの下半身」返上し目指すはW杯優勝